ひだまりの中で

日々のできごと。

当て逃げ事故

ジムの帰りにスーパーへ寄った。

買い物を終えて駐車場へ行くと、助手席側のドアとステップが大きく凹んでいた。

車を停めてから買い物を終えて出てくるまでの20分くらいの間に当てられたらしい。すぐに110番しておまわりさんに来てもらった。

おまわりさんから車検証と自賠責保険証、免許証の提示を求められ、その後傷ついた車の写真を撮っているときおまわりさんの持っている無線機から、「マクドナルドに防犯カメラがついている・・・」という声が聞こえた。スーパーの敷地内にマクドナルドがあるのだ。ということはスーパーにも防犯カメラはついているはず。

犯人が見つかる可能性がある。

現場検証が終わってからおまわりさんが書類を片付けながら、「犯人が見つかった場合は車の修理代を弁償させることができるけど、もし見つからなかったら・・・・」

運が悪かったと思ってあきらめるしかないということなのだろう。

怪我のない事故だったから大げさに騒ぎたてるつもりはないけど、事故よりショックだったのは家へ帰ってからのオトーの対応。

私の説明をひととおり聞いてからオトーが車の傷を見に行った。

見てきてひとこと「あの車の傷はどこかの壁か石にこすりつけた痕やな」と。

私が嘘をついているといわんばかりの言い方。

もし自分で壁か石にこすったのなら、わざわざおまわりさんを呼んだりするだろうか?

その後、保険会社に電話してどこまで保険でカバーできるか問い合わせると、当て逃げの場合は自損事故として取扱いますと。

5万円の負担で済むならと、ほっと胸をなでおろす。

 

が、怪我の有無を確かめもせず、車の心配だけして、なおかつ事故の信憑性まで疑われた心の傷のほうがよほど大きい事故だった。

 

 

 

 

COCORA自閉症を生きた少女

自閉症の少女が自分で書いた本、というのに興味をひかれ、おまけにそれが電子書籍で無料で読めるというので、面白くなくてもダメもととダウンロードしたのだったが、想像以上におもしろかったので、2作目の「青春編」を課金して読んだ。

COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

 

COCORAさんは自分がASD(高機能広汎性発達障害)であることを知らず、物心付いたときから親や教師、まわりの人と摩擦を起こし、どうして自分は人とちがうのかが理解できずに悩みつづける。

この本を読みながら、小さい頃の自分に当てはまる部分が少なからずあることに気がついて、ああ、あれはそういうことだったのかと腑に落ちた。

 

小さい頃の自分のことをわからせてくれた貴重な1冊だった。

COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇

COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇

 

 

長尾寺本因坊『菜懐石』

春の菜懐石『雉始雊』きじはじめてなく

と、お品書きに書いてある。

 

これだけ手の込んだ料理が全9品で3,500円。

 

 

<旬>

黄色いカリフラワーのすり流し、紫カリフラワー

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<八寸>

獅子柚子、高野の的人参、紅芯大根の梅寿し、揚げ慈姑、蒟蒻と小松菜の白和え、

ユリ根織部、丹波小田垣黒豆、丸十、紅白柚子味噌あえひょうたん昆布、金柑、菜花

 

不覚にも、メイン料理の写真を撮り忘れた。

 

<椀>

ゆず麸、菊菜、しいたけ、千鳥大根、梅人参

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<油物>

菜花、インカのめざめ、五色人参、カレー塩

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<温> 

大根蒸し、南瓜、銀杏、胡麻麸、べっ甲庵、わさび

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<菜>

炒めなます、紫酢かけ

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<御飯>

黒い豆、ユリ根、紫白菜香の物

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<蕎麦>

あげとさぬきねぎ

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<甘物>

甘酒ゼリー、人参ジャム、キウイ、甘納豆入りおはぎ

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父のお見舞いと懐かしいカフェ

kenとふたりで父が入院しているO病院へお見舞いに行った。

入院した当初に比べると意識がはっきりしているように見えるけど、私たちの顔が判別できているかどうかはわからない。

帰り道、むかし行ったことある懐かしいカフェに寄った。

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テーブルも相当年季がはいっている。

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2017年 お正月

チケットが取れ次第帰国すると言ってたkenがまだ帰ってこないので、

昨日デパートで買ってきたお惣菜でほんのすこしだけ正月気分を味わう。

おせち料理は粗末だけど、白味噌のあん餅雑煮だけはしっかりといただく。

 

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小掃除

今年の正月は誰も帰ってこないと思っていたので大掃除をしなかった。

ところが、一週間前のクリスマスの日にNYのkenから「仕事を辞めたから年末に帰る」と電話がかかってきた。

急な話だったので、大急ぎで大掃除ならぬ小掃除をする。

もしkenが帰ってくると言わなければ、来年の9月のIちゃんの3回忌まで小掃除すらしなかっただろう。

掃除をやりはじめたら、バスルームのサッシの溝や、台所の壁に染み付いた調味料の飛び汁や換気扇の油汚れなど、気になる部分が目について手が止まらなくなった。思っていたよりずいぶん汚れていたものだ。

 

掃除の次に面倒なのは部屋の引っ越し。

私が使っている部屋はkenが子どものころに使っていた部屋なので、彼が帰ってくるときは私の荷物を全部別の和室に移す。

今回はどのくらいの期間滞在するかわからないので少しだけ残しておいた。

 

家中をバタバタ歩き回る私をくるみさんが呆れた顔で見ているのだった。

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