ジムの帰りにスーパーへ寄った。
買い物を終えて駐車場へ行くと、助手席側のドアとステップが大きく凹んでいた。
車を停めてから買い物を終えて出てくるまでの20分くらいの間に当てられたらしい。すぐに110番しておまわりさんに来てもらった。
おまわりさんから車検証と自賠責保険証、免許証の提示を求められ、その後傷ついた車の写真を撮っているときおまわりさんの持っている無線機から、「マクドナルドに防犯カメラがついている・・・」という声が聞こえた。スーパーの敷地内にマクドナルドがあるのだ。ということはスーパーにも防犯カメラはついているはず。
犯人が見つかる可能性がある。
現場検証が終わってからおまわりさんが書類を片付けながら、「犯人が見つかった場合は車の修理代を弁償させることができるけど、もし見つからなかったら・・・・」
運が悪かったと思ってあきらめるしかないということなのだろう。
怪我のない事故だったから大げさに騒ぎたてるつもりはないけど、事故よりショックだったのは家へ帰ってからのオトーの対応。
私の説明をひととおり聞いてからオトーが車の傷を見に行った。
見てきてひとこと「あの車の傷はどこかの壁か石にこすりつけた痕やな」と。
私が嘘をついているといわんばかりの言い方。
もし自分で壁か石にこすったのなら、わざわざおまわりさんを呼んだりするだろうか?
その後、保険会社に電話してどこまで保険でカバーできるか問い合わせると、当て逃げの場合は自損事故として取扱いますと。
5万円の負担で済むならと、ほっと胸をなでおろす。
が、怪我の有無を確かめもせず、車の心配だけして、なおかつ事故の信憑性まで疑われた心の傷のほうがよほど大きい事故だった。