ケトルでお茶をわかして熱いお茶を飲む。といっても、あと30分でここを出なければいけないのだけど。
30分後に、空港まで送ってくれるkenの友だちが迎えに来るのだ。
バスルーム2箇所、リビング、クローゼット、キッチン、ベッドルーム2室、それぞれ点検してまわる。
食器類と電気製品など、kenたちが部屋を出たあと貸すことになっている人に使ってもらえそうなものは全部置いていく。
本来なら大掃除してから人に貸すはずだったけど、ろくに掃除をする暇もなく出て行かなくてはならないのがとても残念。
約束の午前4時半、コンドミニアムにtaekoさんが迎えに来てくれた。5時過ぎにマッカラン国際空港に到着。
事前に車椅子を用意してもらうよう予約しておいたのだけど、どこへ行けばいいのかわからない。taekoさんとkenが手分けして空港の職員と車椅子をゲットしてきた。
車椅子の手配に手間取っているうちにチェックインの最終時間が迫ってきた。空港の職員に手伝ってもらってぎりぎりでチェックインに間に合った。
税関を通ると別の職員が待機していて、飛行機の搭乗口まで連れて行ってくれる。
ヴェガスからサンフランシスコまで約1時間あまりのフライト。
サンフランシスコから関空行きの乗り継ぎに3時間のトランジットがある。一般の待合室で3時間は病人にはかなりきつい。付き添ってくれた空港職員にラウンジを使うように勧められる。簡単な食事と飲み物が付いているのでリラックスしてトランジットの時間を過ごすことができた。
サンフランシスコから関空行きUA35便は午前10時50分定刻に飛んだ。
チケットを予約するとき、ビジネスクラスがひとつ、エコノミークラスが2つ空いていて、ちょうど3人分の座席が確保できたものの、ビジネスクラスのIちゃんと私たちが離れてしまったらどうしようと思っていたけど、病人がいることを伝えると、Iちゃんはビジネスクラスの最後列、私とkenはエコノミー席の前列から2列目に座席を用意してくれていた。エコノミーの2列目にしたのは、愛犬のくるみを機内に連れてきていたので、規則で小型犬は座席の下に入れることになっていたから。