一ヶ月近く前、インドを放浪していた時にデリーで会ったNさんという女性から電話がかかってきた。
写真の整理をしていて私のことを思い出したとか。あまりにも懐かしかったものだから、興奮して大きな声を出してしまった。
私だって、インドの旅を思い出すたびにいつも彼女のことを思っていたのだから、忘れるはずはないのだけれども、忙しさに紛れて連絡を取ることもないまま十数年の月日が流れていたというわけだ。
で、5月16日に京都の彼女の家で再会する約束をした。
ホテルに泊まるつもりだったのだけど、さすがに5月の京都の土曜日に空いている部屋があるはずがない。
なんとか日曜日に京都パークホテルに予約が取れたので、その旨連絡すると、あいにく日曜日に用事があって4時までしか時間が取れないという。
ホテルが取れないのなら、ぜひうちに泊まってくれ、と嬉しい返事が返ってきた。
そういえば十数年前にも、彼女の家に泊めてもらったことがあったっけ。あの時はお母さんとお姉さんと3人で暮らしていたのだけど、今は実家の近くのハイツで、子どもと二人で暮らしているという。
わけあって離婚し、実家のある町に戻ってきているらしい。
彼女が二十歳の時に会ってあれから十数年経った。いったいどんなドラマが身の上に起きたのだろうか。会ってじっくり話を聞いてみようと思う。
「徹夜を覚悟で泊まりに来てください」ということは、彼女の方にも積もる話があるらしい。