ひだまりの中で

日々のできごと。

グスコーブドリの伝記

雨のふる日は映画館で楽しい映画を見るにかぎるニャ~。 

宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」を映画化したアニメーション。見ればわかるけど。

あらすじ:
森を襲った冷害のため家族を失くし、ひとりぼっちになってしまったブドリ。それでもブドリは生きるために一生懸命働き、やがて成長し火山局に勤めるようになる。再び遭遇した冷害を必死に食い止めようとする。

 

キャラクター原案担当のますむらひろしの「アタゴオル物語」を20数年前に読んだことがある。
ますむらひろしの作品はどれも直立二足歩行で歩く猫が主人公になっているのが楽しい。
今回の作品を人間の顔にしなかったのは、人種を特定したくなかった杉井ギサブロー監督の意向なのだとか。「ますむらひろし杉井ギサブロー監督は「銀河鉄道の夜」でもコンビを組んでいる。

 

上演中に宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の朗読が流れるんだけど、以前、パソコンのキーボードのブラインドタッチの練習で何度もタイピングしたから暗唱できるだよ。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク
決シテイカラズ
イツモシヅカニワラッテイル
一チニチニゲンマイ四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ陰ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイイトイイ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ