ひだまりの中で

日々のできごと。

お遍路さん

四国八十八箇所巡りをスタートしました。

今年はうるう年なので、逆打ち遍路がご利益があるとか。

「逆打ち(ぎゃくうち)のはじまり

天長元年(824年)、伊予の国(愛媛県)に衛門三郎という庄屋が住んでいました。ある日、家に托鉢僧がやって来ましたが、三郎は竹箒で追い払ってしまい、その翌日から子供たちに異変が起こり、わずか8日間で8人の子供が全員亡くなったのです。悲しみにくれる三郎は、「あの時の托鉢僧は弘法大師であった」と気付き、許しを請うため八十八ヶ所を巡拝している弘法大使の後を追い、お遍路を始めました。
ところが二十回巡っても、いっこうに弘法大師に会うことができず、二十一回目に「逆に回れば会えるのでは」と思いお遍路を逆から巡りました。永年の苦労もあり第十二番焼山寺山下で倒れ意識が遠のく中、ついに弘法大師が現れ、全てを許された三郎は心安らかに成仏しました。
逆から巡りはじめた年がうるう年だったということもあり、一度四国八十八ヶ所を巡った人が四年に一度の「うるう年」に逆打ちをすると、弘法大師に出会えると、お遍路さんの間では言われています。また、通常は一番札所から順に巡るために整えられてきたお遍路道を、逆に巡って結願する苦労があることから、さらに深い徳を授かれるとも言われて、今に伝わっています。

参考文献「四国霊場参拝のしおり」(屏風浦海岸寺)

 

 

88番札所 大窪寺

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87番札所 長尾寺

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86番札所 志度寺

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今日は3ヵ寺お参りしてきました。